価格改定、改稿、無料キャンペーンの後に数字を見ると、「効いた」または「失敗した」と早く決めたくなります。ただ、曜日、季節、新刊、広告、シリーズ内の他作品なども同時に動きます。施策と数字を同じ場所に残すだけで、次の判断はかなりしやすくなります。
1. 施策をした日に、内容を具体的に残す
「値上げした」ではなく、対象本、電子版か紙版か、変更前後の価格、実施日を記録します。改稿なら何を直したか、無料キャンペーンなら期間も残します。後から思い出して書くほど、比較に必要な情報が欠けます。
最低限残す項目
- 対象の本・シリーズ
- 施策の種類と実施日
- 変更前後の条件(価格、説明文、表紙など)
- 同時に実施したこと(広告、新刊告知など)
2. 前後の期間をそろえて見る
施策前後で同じ日数の有料ダウンロード数とKENPを並べます。日単位の上下だけではなく、数日から2週間程度のまとまりで見ると、一時的な振れを判断材料から外しやすくなります。
3. ほかの本の動きもメモする
同じ時期に他の本も増えていれば、市場全体やシリーズの影響かもしれません。反対に、対象の本だけが動いていれば、その施策は次回も試す候補になります。どちらの場合も因果を断定せず、「参考になる変化」として扱うのが安全です。
4. 施策ごとに残す記録テンプレート
次の項目を施策を行った日に1行で残します。数値は後で入力して構いませんが、何を変えたかと比較する期間は先に決めます。
| 項目 | 記入例(架空) |
|---|---|
| 対象 | 暮らしの整理 1/電子版 |
| 施策 | 価格改定:500円 → 600円 |
| 実施日 | 2026-09-01 |
| 比較期間 | 前後それぞれ14日間 |
| 同時に動いたこと | シリーズの他巻に変更なし。広告・新刊告知なし。 |
| 確認メモ | 対象だけの変化か、他巻も同じ方向かを次回確認する。 |
確認時は「増えた/減った」だけで終わらせず、対象外の本も同じ方向に動いたかを一言残します。比較できる情報が足りなければ、結論を保留にすることも有用な記録です。
注意: KDPレポートだけで価格改定の因果を証明することはできません。この記録は、次に試す価値があるかを判断するための運用メモです。
施策と数字を同じ台帳に残す
KDP Operations Kitは、KDPのXLSX、施策履歴、日次の変化、レビュー確認を端末内だけで整理します。匿名サンプルで、施策の記録と前後比較を購入前に試せます。
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